【京都市中京区烏丸御池】畠鍼灸院整骨院、京都三条烏丸治療院の本日の症例です。
本日の症例は40代の女性です。
数年前に親知らずを抜歯してから顎の関節が気になるとのことで当院を受診されました。
今回の顎関節症の症状で気をつけることとは？
今回の場合ですと症状が発症してから数年が経過しているため、全身の歪みや骨格の機能異常をチェックして施術期間設定していく必要がありました。なぜなら顎関節は全身の歪みや骨格の機能異常などが原因により最終的に顎の関節で補正をしている場合が多いからです。歯科医院を定期的に受診していなければ別ですが、ほとんどの方はご自身が信頼できる歯科医院を定期的に受診し歯列や歯の状態を定期的に診ていただいて歯の治療や噛み合わせは既に施術を受けておられるからです。時には顎の椎間円盤（顎関節の軟骨）が劣化したり、損傷している方がおられます。その様な場合は全身の骨格調整だけでは施術結果が不十分となりますので、口腔外科でCTやMRIなどの画像診断や医師の診察を受けて来られることをおすすめしています。なるべく気づいてから放置せずに、ご自身で様子を見ずに直ちに受診するほうが最適でしょう。
今回はどの様な状態でしたか？
今回の場合ですと顎以外の機能異常が沢山あり、足首の関節が内に捻じれたまま歪んでいること、腰椎の4番目と2番目（側方歪みで多い）頚椎４番、胸椎5番、肘関節、肩関節、肩甲骨、鎖骨と書ききれないほどの歪みと骨格の機能異常が検出出来ました。顎の関節の状態は左側の顎関節が先に開口して前方への引出し運動が起こり、次いで右側の顎関節が開口し前方への引出が起こっていました。閉口時はその真逆の動きが起こる程で状態としてはかなり重度でした。そして多数の骨格の骨や筋肉が影響していてさらに顎の関節に負担がかかっている状態でした。
何が原因でしたか？
今回の原因は、全身の歪みや骨格の機能異常を含めてですが、大きな原因は顎関節の筋力のバランス異常でした。
どのくらい治療期間と回数が必要ですか？
顎関節の施術の場合は、通常1週間に1回で全部で4回をめやすとしています。顎関節の筋力トレーニングを宿題にしていただくのですが、そのトレーニングも4種類あることから4回を基準としています。※顎関節の機能は全身の歪みや骨格の機能異常の影響を受けますので全身状態があまり良くない方は、施術回数が4回以上かかる場合もありますので予めご了承のほどお願いいたします。
顎関節症や身体が楽になれは何をしたいですか？
顎の関節は、痛みや音が気になるのはもちろん、噛む（咀嚼する）ということは食べたものを消化するというとても大切な身体の機能です。上手く噛むことが出来ていないと、お子様なら身体の成長や脳の機能発達に、大人でも内臓の疾患の予防や栄養吸収、スポーツや日常生活に大きな損害を与える因子となるでしょう。顎の問題と全身の姿勢や機能異常が減少し、さらに楽しい日常生活を送れるといいですね。
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