【京都市中京区烏丸御池】畠鍼灸院整骨院、京都三条烏丸治療院の本日の症例です
本日の症例は80代の女性です。
約1ヶ月程前から、膝が痛くなり整形外科や整骨院を4～5件受診するも症状が軽減しないということでご来院されました。レントゲンでも膝の骨に異常なし、痛み止めとシップを処方されました。
検査と問診で、過去の大病、足の関節の腫れと、片側の足股関節から足先までの浮腫みがありました。12月のかかりからなので、寒くなり始めて手足の血管は緊張して収縮し、体幹部に血液を集めて、体温を保持します。しかしながら、ご高齢と過去の度重なる、大病で上手く体が自己調整できなくなり足が浮腫み、また大病の手術の痕で、痛い方の膝に体重が乗りやすいことも判明。痛いのに体重がかかりっぱなしでは、どんどん膝関節は腫れていきます。水腫があるようでしたので、包帯で的確に包帯固定の処置をしました。
浮腫みの処置は、鍼灸で代謝をうながし（手術痕の身体の機能的な癒着を流れやすくする）、膝の痛みは腫れが落ち着くまで、1週間ほどは包帯をします。早期に、膝関節の腫れを引かせて痛みを取り、浮腫みに関しては年齢や運動量の兼ね合いで少々期間は必要です。
浮腫も押圧して、痕が残るような（重篤）浮腫ではありません。浮腫の状態が改善されない場合は、鑑別をするために医療機関をご紹介したいと考えています。
痛みや、身体の変化は大小にかかわらず、早期受診が早期解決につながります。特に、ご年齢が高い方は、治療期間は若い方に比べると、余分にかかってしまいます。（筋力や血管など、構造的に機能が低下していくからです）
その痛み、疲れ、だるさ。放っておかずにまずはご相談ください。
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