【京都市中京区烏丸御池】畠鍼灸院整骨院、京都三条烏丸治療院の本日の症例です。
60代男性の膝の痛みです。
しゃがんでいて立つ時、あぐらの時に膝の外側が痛むという事でした。
もともと2年前から両方の膝が痛く、特に以前は左膝が痛みがありました。
今回は2年ぶりに反対側の右膝が痛くなられたそうです。
検査をしていくと、膝にストレスをかける検査は異常所見ありません。
伸ばしても、曲げても、半月板や靭帯、筋肉の負荷にはまったく異常がありませんでした。
もともと持病があり、下腹部の硬さと腰の硬さがあり、問診から下腹部の血液の還流（元に戻ってくる循環）に課題がありました。鍼灸で、下腹部の血液還流を促し、冷たいビールを毎日飲むとおっしゃっていましたので、控えめにしていただいて下腹部の血液還流を良くしていく施術を行いました。
結論から、施術後、しゃがみ立ちの時の膝の痛みは軽減し、力が入りやすいという事でした。下腹部が硬いと、腹の筋肉に圧力をかけれなくなり、足の踏ん張りも低下します。
下腹部の還流が悪く、水分吸収が低下すると、膝関節の関節液も少なくなり、関節がきしみます。
持病があると、通常の身体の状態よりも、投薬の作用や、身体の基礎状態を考えなければうまく結果が出にくいものです。
夏場の冷房や、冷たいものの摂取を適量にしつつ、涼しい時間帯に、適量の運動（ウォーキング）、身体のお手入れも忘れずに。
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